極性基

栄養・生化学辞典 「極性基」の解説

極性基

 極性のある原子団のことで,この基が有機化合物中に存在すると,その化合物が極性をもつ.アミノ基(-NH2),カルボキシル基(-COOH),ヒドロキシル基(-OH)など,通常炭素,水素以外の原子を含む.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

化学辞典 第2版 「極性基」の解説

極性基
キョクセイキ
polar group

極性を有する基.たとえばHO-,O2N-,H2N-,HOOC-など.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の極性基の言及

【極性】より

…分子または化学結合において電荷分布に偏りがあるとき極性があるといい,それぞれ極性分子polar molecule,極性結合polar bondと呼ぶ。また極性分子からなる物質を極性化合物,液体を極性液体polar liquid,あるいは極性溶媒polar solventと呼び,極性のある置換基を極性基と称する。極性分子は双極子モーメントをもち,誘電率が比較的大きく,その液体は他の極性分子やイオン結合化合物をよく溶かす。…

※「極性基」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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