最新 地学事典 「様似鉱」の解説
さまにこう
様似鉱
samaniite
化学組成Cu2Fe5 Ni2S8の鉱物。正方晶系,空間群P42/mnm,格子定数a1.0089(1)nm, c1.0402(8)。ペントランド鉱グループ。ペントランド鉱・苣木(すがき)鉱とは多形。色:黄白,反射光での色:黄白,金属光沢,弱い多色性,黄白~暗黄白,弱い異方性,暗灰~明灰色,反射能27〜30%(436nm),34〜38(497),39〜44(543),45〜50(586),42〜47(648)。粒径0.05mm程度の粒状,硬度VHN50=120〜140(平均130)kɡ/mm2,比重4.89(計算値)。幌満鉱・苣木鉱などと共存,幌満鉱中のラメラとして産出。原産地の北海道様似町幌満では幌満かんらん岩体に包有されるレルゾライト中から発見。ブラジルMaracas, Rio jacare層状複合岩体・コスタリカSanta Elena苦鉄質ナッぺ・イタリアCravagliana苦鉄質パイプから産出。命名は原産地の町名・郡名に由来。
執筆者:清水 正明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

