標準ふるい(読み)ひょうじゅんふるい(その他表記)sieve for testing purposes

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「標準ふるい」の意味・わかりやすい解説

標準ふるい
ひょうじゅんふるい
sieve for testing purposes

化学製品,鉱石,その他のふるい分け試験に用いる金属製のふるい。 JISには,標準網ふるいと標準板ふるいの2種類があり,針金と板材には黄銅,リン青銅またはステンレス鋼が使用される。網ふるいでは針金を直角に織ったものを,板ふるいでは金属板に垂直に円孔をあけたものを用い,網ふるいの目の開きはマイクロメートル (μm) またはミリメートル (mm) 単位で,板ふるいでは円孔の直径 (μm) を基準にして表わし,それぞれを呼び寸法 (代表寸法) としている。従来は目のあらさを1インチあたりの目数,すなわちメッシュで示していたが,現在では参考値としてのみ存続している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android