標準国際貿易分類(読み)ひょうじゅんこくさいぼうえきぶんるい(その他表記)Standard International Trade Classification; SITC

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「標準国際貿易分類」の意味・わかりやすい解説

標準国際貿易分類
ひょうじゅんこくさいぼうえきぶんるい
Standard International Trade Classification; SITC

各国貿易統計共通基準で分類して集計比較対照できるように国連統計委員会で作成したもの。国連の貿易統計は 1951年以降すべてこの方式で発表されている。 60年改正が行われ,現在はこの改正分類が使われている。約3万品目を 10部,56類,1312項目に分類し,さらに項目内の細分類も行われる。日本の通関統計も 51年からこの方式に準拠した輸出入統計分類を使用してきたが,76年から新しい関税協力理事会品目表方式に切替えられた。

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世界大百科事典(旧版)内の標準国際貿易分類の言及

【商品】より

…また(3)は,主として統計調査と貿易制度に関して,国際的ならびに国内的に整合性を与えるために制定されているもので,いくつかの分類基準の組合せからなる多桁の網羅的な大型分類である。これには,国際分類として,SITC(標準国際貿易分類),CCCN(関税協力理事会品目表)があり,後者は,HSN(harmonized system nomenclature)として,コーディング・システム(harmonized commodity description and coding system)を備えたものに改訂される方向にある(1983現在)。以上のほか,サービスを包含したものとして,ICGS(国際標準金財貨サービス分類)が近く制定される見通しである。…

※「標準国際貿易分類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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