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標準物質 ひょうじゅんぶっしつstandard substance

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

標準物質
ひょうじゅんぶっしつ
standard substance

成分の含有量が明確にされていて,容量分析における標準溶液力価を決定する基準となる物質のこと。あるいは重量分析比色分析など種々の化学分析の標準にする物質をいう。

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知恵蔵の解説

標準物質

機器の校正、測定法の評価や物質の値付けに用いるのに十分に均質かつ安定で、1つまたはいくつかの特性が確定した物質。測定系の校正や測定手順の評価、あるいは他の物質用の同種の量に不確かさを付与するために用いられる。化学分析用の標準試料(純物質、混合気体、液体、固体、懸濁液など)が代表的な例。測定標準として校正に用いるものと、日常管理に用いるものとがある。トレーサビリティー体系に連鎖する技術的に有効な方法で認証され、不確かさを明記した証明書を伴ったものを認証標準物質(certified reference material)と呼ぶ。

(今井秀孝 独立行政法人産業技術総合研究所研究顧問 / 2008年)

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栄養・生化学辞典の解説

標準物質

 標準試料,標準品ともいう.諸種の物質の定量検定などに対して標準となる物質.

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大辞林 第三版の解説

ひょうじゅんぶっしつ【標準物質】

物理的あるいは化学的な測定の基準として用いられる物質。一定の化学的組成をもつ高純度物質か、あるいはその中の成分の含量が正確に求められている物質。化学分析・試験などを行うとき、それらの結果として絶対的数値を得ることは不可能な場合がほとんどであるから、基準となる物質との比較による相対的数値を結果とする。

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世界大百科事典内の標準物質の言及

【濃度計】より

…一方,導電率式濃度計のように選択性がないものは妨害成分が影響しないような場合に使用される。(2)絶対測定方式でないために,あらかじめ組成,濃度が正確に与えられている物質(標準物質)によって計器の目盛を調整すること(目盛校正)が必要とされる。このことは,標準器と比較して目盛校正を行うことのできる浮ひょう型濃度計やはかり,水道メーターなどの他の計量器との重要な相違点である。…

※「標準物質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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