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化学量論 かがくりょうろんstoichiometry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

化学量論
かがくりょうろん
stoichiometry

語源はギリシア語stoicheion (基本成分) と metrein (測定) との合成語で,当初は「化学元素を計算する術」として用いられ,質量保存則定比例の法則気体反応の法則などを内容としていた。今日では,化学反応において,反応に関与する物質の物質量 (モル数) の関係をさす用語として用いられる。

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百科事典マイペディアの解説

化学量論【かがくりょうろん】

18世紀末J.B.リヒターが用いた語で,元素や化合物についての性質の間の数量的関係を研究する化学の一部門。質量保存の法則,定比例の法則,気体反応の法則などは化学量論的な関係であるという。

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世界大百科事典 第2版の解説

かがくりょうろん【化学量論 stoichiometry】

化学変化に伴う各物質間の量的変化の関係を明らかにしようとする化学の一分野。歴史的には,18世紀末ドイツのリヒターJ.B.Richter(1762‐1807)が,化学を数学的体系に還元できるのではないかと考え,種々の化学反応にあずかる成分の間の量的関係を調べたところ,当量的関係が成り立つことを見いだし,ギリシア語の基本成分を意味するstoicheionと測定を意味するmetreinを結びつけ,stoichiometryと呼んだのが初めである。

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大辞林 第三版の解説

かがくりょうろん【化学量論】

化学の基礎的・古典的な一部門。質量保存の法則・定比例の法則・倍数比例の法則・気体反応の法則・ファラデーの電気分解の法則などに関連して、物質の化学組成や化学変化を定量的に研究する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

化学量論
かがくりょうろん
stoichiometry

元素や化合物について数量的に調べることをいう。18世紀後半にドイツのリヒターが「化学元素を計量する術」としてこの語を用いたのが初めである。今日ではすべて化学物質は数値を用いて研究されているが、質量保存の法則、定比例の法則、気体反応の法則などが出現するまでは、数量的には扱われていなかった。たとえば、物質の反応量を測定せずに定比例の法則は導けないが、18世紀後半には質量を測定して化学反応を調べるようになり、純物質の成分元素の質量比が一定であることがわかった。今日では、広義の物理化学がこれにあたる。ある物質の構造を調べ、その物質の性質との関連を調べるのも数量的な取扱いが必要であるためである。[下沢 隆]

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