樟山村(読み)くぬぎやまむら

日本歴史地名大系 「樟山村」の解説

樟山村
くぬぎやまむら

[現在地名]西会津町新郷しんごう笹川ささがわ

滑沢なめざわ村の東に位置する。集落南西流するささ川左岸にあり、耶麻郡吉田組に属した。じんみね峠越が通り、同道は村の西部滑沢村境に架かる笹川ささがわ橋で笹川を渡った。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録には椚山とあり、高八三石余。寛文五年(一六六五)の「吉田組風土記」では高一二五石余(うち新田八石余)、免四ツ九分八毛、反別は田方九町二反余・畑方四町四反余、家数一二(竈数一八)、男五三・女四〇、馬一〇(うち五調四)。紙漉二がおり、川役銀八分七厘余・役漆木三七八本などを負担していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android