樟脳舟(読み)しょうのうぶね

精選版 日本国語大辞典 「樟脳舟」の意味・読み・例文・類語

しょうのう‐ぶねシャウナウ‥【樟脳舟】

  1. 〘 名詞 〙 子ども玩具一つ。小さいセルロイド製の舟の一端樟脳小片をしかけ、水の上に浮かべて水上を走らせるもの。《 季語・夏 》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の樟脳舟の言及

【浮人形】より

…ショウノウが溶けるにしたがって人形が泳ぎ動く。小型のセルロイド製の舟の船尾にショウノウをつけ,水面に浮かべて舟を動かす樟脳舟と同じ原理による。中国の水物玩具の浮鳥が原型で,西域地方では中元の日に婦人がこの人形を水に浮かべて遊び,子を得るまじないとする風俗があったという。…

※「樟脳舟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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