模擬原爆

共同通信ニュース用語解説 「模擬原爆」の解説

模擬原爆

原爆投下目的で編成された米国特殊部隊が落とした通常火薬の爆弾。目標地点を狙う訓練のため造られ、核物質は使っていない。1945年7月20日~8月14日、18都府県に計49発が投下され、400人以上が死亡したとされる。8月9日に長崎に投下されたプルトニウム型原爆「ファットマン」とほぼ同じ重さ(約4・5トン)と形状。ずんぐりとした形やだいだい色の塗装から「パンプキン爆弾」とも呼ばれる。愛知県の市民団体が91年、米軍記録を分析し、公表したのを契機に調査が進んだ。

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