横に行く(読み)よこにゆく

精選版 日本国語大辞典 「横に行く」の意味・読み・例文・類語

よこ【横】 に 行(ゆ・い)

  1. 無理を押し通す。また、おどかす。ゆする。
    1. [初出の実例]「とかく喧𠵅を仕かけて物を取、竪衆ではなうて、横に行とて蝤蛑組(かざみぐみ)とて三人の男立」(出典浮世草子・風流連理𢢫(1735)下)
  2. 遊女が、ひそかに他の客や情夫のところへ行く。横を切る。横を取る。横切る。
    1. [初出の実例]「又小用に立てあいだあらば虚としるべし。横(ヨコ)に行ておそき事もあり」(出典:洒落本・魂胆惣勘定(1754)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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