デジタル大辞泉
「小用」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しょう‐ようセウ‥【小用・少用】
- 〘 名詞 〙
- ① すぐにかたのつく用事。ちょっとした用事。こよう。
- [初出の実例]「是れを調へて時をも食ひて見んとて、世事所に置きて小用しに出でたる跡に」(出典:栂尾明恵上人伝記(1232‐50頃)下)
- 「小用(セウヨウ)の客大半鉄道馬車に奪ひ去らるるの馬車価となり」(出典:最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎〉二八)
- [その他の文献]〔沈約‐挙胡元秀表〕
- ② ( ━する ) 小さく用いること。つまらない使い方をすること。〔史記‐孔子世家〕
- ③ 小便(しょうべん)をしに行くことを遠まわしにいう語。こよう。
- [初出の実例]「然らば小用(セウヨウ)たりとても庭におり立べき事なるに」(出典:評判記・色道大鏡(1678)一八)
こ‐よう【小用】
- 〘 名詞 〙
- ① ( 「こ」は接頭語 ) ちょっとした用事。しょうよう。
- [初出の実例]「李社は文章ありて、大手筆ぞ。さる程に小用(コよう)に不レ立程に」(出典:四河入海(17C前)一七)
- ② 小便をすることを遠回しにいう語。しょうよう。
- [初出の実例]「主人は小用(コヨウ)かなへて座敷に立ちかへる」(出典:浮世草子・国花諸士鑑(1714)一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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