小用(読み)コヨウ

デジタル大辞泉 「小用」の意味・読み・例文・類語

こ‐よう【小用】

ちょっとした用事。しょうよう。「小用を済ます」
小便することを婉曲にいう語。しょうよう。「小用を足す」「小用に立つ」
[類語](1小用しょうよう用事用向き用件所用用務野暮用雑用雑事私用公用社用商用急用多用主用変事大事だいじ大事おおごと小事細事些事世事俗事私事しじ私事わたくしごと/(2小用しょうよう排泄排尿放尿遺尿利尿頻尿用便手水ちょうず尿意用足し寝小便立ち小便連れ小便おねしょ失禁ちびる用を足す

しょう‐よう〔セウ‐〕【小用】

ちょっとした用事。こよう。「小用で外出する」
小便をしに行くことを婉曲えんきょくにいう語。こよう。「小用に立つ」
[類語](1小用こよう用事用向き用件所用用務野暮用雑用雑事私用公用社用商用急用多用主用変事大事だいじ大事おおごと小事細事些事世事俗事私事しじ私事わたくしごと/(2小用こよう排泄排尿放尿遺尿利尿頻尿用便手水ちょうず尿意用足し寝小便立ち小便連れ小便おねしょ失禁ちびる用を足す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小用」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ようセウ‥【小用・少用】

  1. 〘 名詞 〙
  2. すぐにかたのつく用事。ちょっとした用事。こよう。
    1. [初出の実例]「是れを調へて時をも食ひて見んとて、世事所に置きて小用しに出でたる跡に」(出典:栂尾明恵上人伝記(1232‐50頃)下)
    2. 「小用(セウヨウ)の客大半鉄道馬車に奪ひ去らるるの馬車価となり」(出典最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎〉二八)
    3. [その他の文献]〔沈約‐挙胡元秀表〕
  3. ( ━する ) 小さく用いること。つまらない使い方をすること。〔史記‐孔子世家〕
  4. 小便(しょうべん)をしに行くことを遠まわしにいう語。こよう。
    1. [初出の実例]「然らば小用(セウヨウ)たりとても庭におり立べき事なるに」(出典:評判記色道大鏡(1678)一八)

こ‐よう【小用】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「こ」は接頭語 ) ちょっとした用事。しょうよう。
    1. [初出の実例]「李社は文章ありて、大手筆ぞ。さる程に小用(コよう)に不立程に」(出典:四河入海(17C前)一七)
  3. 小便をすることを遠回しにいう語。しょうよう。
    1. [初出の実例]「主人は小用(コヨウ)かなへて座敷に立ちかへる」(出典:浮世草子・国花諸士鑑(1714)一)

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