横倒し褶曲(読み)よこだおししゅうきょく(その他表記)overturned fold

日本大百科全書(ニッポニカ) 「横倒し褶曲」の意味・わかりやすい解説

横倒し褶曲
よこだおししゅうきょく
overturned fold

地層褶曲軸面が傾き、地層の両翼軸面と同じ向きに傾いている褶曲のこと。翼の一方を構成する地層はかならず上下が逆転している。転倒褶曲ともよばれる。褶曲軸面がほぼ水平になれば横臥褶曲(おうがしゅうきょく)recumbent foldとよばれる。ヨーロッパアルプスの大規模な横臥褶曲は、水平方向に大規模に移動しているため、褶曲ナップとよばれる。

[伊藤谷生・村田明広]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む