横浜町会所跡(読み)よこはままちかいしよあと

日本歴史地名大系 「横浜町会所跡」の解説

横浜町会所跡
よこはままちかいしよあと

[現在地名]中区本町一丁目・南仲通一丁目

安政六年(一八五九)横浜開港の際、横浜町の町政をつかさどる行政機関として運上所南脇に建設された。一―五丁目までの丁目ごとに置かれた名主とその統轄者の惣年寄が町会所に出勤し、神奈川奉行所の市中取締および定廻の監督の下で町の事務をとった。経費は、当初町費を賦課しようとしたが果されず、万延元年(一八六〇)八月惣年寄苅部清兵衛の立案により外国人への売込金高の一千分の五を歩合金として出金させた(横浜沿革誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android