日本歴史地名大系 「横満蔵新田」の解説 横満蔵新田よこまくらしんでん 三重県:桑名郡長島町横満蔵新田[現在地名]長島町横満蔵南は松蔭(まつかげ)新田と接し、北は青鷺(あおさぎ)川を隔てて葭(よし)ヶ須(す)輪中の福吉(ふくよし)新田に対する。宝暦七年(一七五七)白木清太夫・大橋又左衛門・太田平八の開発で、独立輪中であったが、文政六年(一八二三)から同一〇年の老松(おいまつ)輪中の開発で地続きになった(桑名郡志)。度々の水難のため寛政年間(一七八九―一八〇一)美濃郡代鈴木門三郎がこの曲輪の北隅に円形の助命壇を築いたので、以後農民は水難の度に恩恵にあずかり、鈴木社を祀った。近世は幕府領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by