樺木科(読み)かばのきか

精選版 日本国語大辞典 「樺木科」の意味・読み・例文・類語

かばのき‐か‥クヮ【樺木科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。六属一五〇種あり、広く北半球の温帯に分布する。落葉高木、または低木。葉は互生し、托葉があり、しばしば早落性。冬芽は鱗片に包まれる。花は雌雄異花。雄花は尾状花序をなし、垂れさがり、雌花は球果様の穂状花序をなす。雄花は小苞片の間に二ないし五あり、萼(がく)が無いか、または多数ある。雄ずいは二の倍数個。退化雌ずいは無い。雌花には花被が無いか、または萼だけがある。子房上位で裸出するか、または下位でも二室。退化雄ずいは無い。果実は堅果。日本のハシバミ北米ヘーゼルの果実は食用となり、シラカバは観賞用に、また、この仲間は建材としても用いられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android