橋元新町(読み)はしもとしんまち

日本歴史地名大系 「橋元新町」の解説

橋元新町
はしもとしんまち

[現在地名]姫路市神和町しんわちよう双葉町ふたばちよう大善町だいぜんちよう城見町しろみちよう

姫路城の東にある外京そときよう口門の東方に位置する町人町橋元町の東で山陽道に沿う町筋。慶長六年(一六〇一)の町割以後枳殻きこく町という組屋敷町があった。「村翁夜話集」によると、姫路藩主本多忠国が新しく神谷市之かみやいちの郷に組屋敷を置き、表に枳殻を植えて垣としたので枳殻町といったという。「姫路府志」には「近比迄足軽小家にして、表に枳殻樹を植て垣とす、榊原家当城守護の節、委く取て塀となる」とある。寛延二年(一七四九)洪水で組屋敷が流され、同三年に町人町としての橋元新町が成立したという(姫路城史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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