枳殻(読み)きこく

精選版 日本国語大辞典 「枳殻」の意味・読み・例文・類語

き‐こく【枳殻】

〘名〙 (古くは漢方健胃薬として用いた、カラタチの実をさしていうことが多い) 植物からたち(枸橘)」の異名
▼きこくの実《季・秋》 〔文明本節用集(室町中)〕
咄本・露新軽口ばなし(1698)一「さのみとんだるくすりにてもなく候。附子にきこくをくはへたと」 〔雍陶‐城西訪友人別墅〕

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デジタル大辞泉 「枳殻」の意味・読み・例文・類語

き‐こく【×殻】

カラタチ別名

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動植物名よみかた辞典 普及版 「枳殻」の解説

枳殻 (カラタチ・キコク)

学名Poncirus trifoliata
植物。ミカン科の落葉低木・小高木,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

普及版 字通 「枳殻」の読み・字形・画数・意味

【枳殻】きこく

からたち。

字通「枳」の項目を見る

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「枳殻」の意味・わかりやすい解説

枳殻
きこく

カラタチ

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漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「枳殻」の解説

きこく【枳殻】

枳実(きじつ)

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