橋山村(読み)はしやまむら

日本歴史地名大系 「橋山村」の解説

橋山村
はしやまむら

[現在地名]芸北町橋山

中祖なかそ村の東から南にかけて位置し、臥竜がりゆう山のほぼ東麓にあたる。松原まつばら川の水源地帯を中心に標高五〇〇―六〇〇メートルの地に集落が点在する。北東川小田かわこだ村、南は戸河内とごうち(現戸河内町)、西は東八幡原ひがしやわたばら・西八幡原両村。元和五年(一六一九)の安芸国知行帳に「端山村」とみえるが、広島藩御覚書帖によれば寛文四年(一六六四)幕府へ差出した郡村高帳に「橋山村」と記し、以後これが用いられた。前記の知行帳に高七四・一二石とみえるが、「国郡志下調書出帳」によれば、正保三年(一六四六)の地詰で八四・八七二石となり、さらに享保一四年(一七二九)の地詰で新開二三・六六六石が加えられ、一〇八石余となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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