橋木村(読み)はしぎむら

日本歴史地名大系 「橋木村」の解説

橋木村
はしぎむら

[現在地名]峰山町字橋木

現峰山町の北端に位置し、北は竹野郡木橋きばし(現弥栄町)に接する。古刹縁城えんじよう寺があり、門前集落として開けた。村名は縁城寺の山号発信貴はしき山と音が通じている。なお、貞和元年(一三四五)一一月、門前三段が縁城寺に祈祷料として寄進された時の記録(縁城寺文書)に「丹波郷光吉名内田地参段縁城寺大門前」とあるので、この頃丹波郷はこの辺りをも含んでいたと思われる。

慶長検地郷村帳には高五七三・二二石「縁城寺村」と出、延宝八年(一六八〇)改の峯山領御知行郷村高帳に初めて橋木村とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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