檜図屏風

山川 日本史小辞典 改訂新版 「檜図屏風」の解説

檜図屏風
ひのきずびょうぶ

巨大な檜が画面を跋扈(ばっこ)する豪放な気分の金碧画(きんぺきが)。筆者狩野永徳(えいとく)説が有力。桂宮家(旧八条宮家)伝来で,もとは襖絵(ふすまえ)であったことが画面に残る引手金具の跡からわかるが,1590年(天正18)創建の八条宮初代智仁(としひと)親王御殿の障壁画であったとは即断できない。縦169.7cm,横460.5cm。国宝。東京国立博物館保管。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報