櫛巻き(読み)くしまき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「櫛巻き」の意味・わかりやすい解説

櫛巻き
くしまき

女性の結髪法の一種。すき櫛を使った簡単な結髪法であるところから、洗髪後の仮結びや、職人たちの女房がよく結った。長い髪をすいたあと、すき櫛や鬢掻(びんか)き櫛を使い、ぐるぐると巻き上げた髪形である。江戸時代中期以降から大正年代まで、都会では大なり小なり行われたが、洋髪普及につれてこの髪形も行われなくなった。

[遠藤 武]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む