日本大百科全書(ニッポニカ) 「櫛巻き」の意味・わかりやすい解説 櫛巻きくしまき 女性の結髪法の一種。すき櫛を使った簡単な結髪法であるところから、洗髪後の仮結びや、職人たちの女房がよく結った。長い髪をすいたあと、すき櫛や鬢掻(びんか)き櫛を使い、ぐるぐると巻き上げた髪形である。江戸時代中期以降から大正年代まで、都会では大なり小なり行われたが、洋髪の普及につれてこの髪形も行われなくなった。[遠藤 武][参照項目] | 髪形 髪形のおもな種類と変遷(女性) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例