普及版 字通 「歃」の読み・字形・画数・意味


13画

[字音] ソウ(サフ)
[字訓] すする

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(そう)。はすきを土中にさしこむ形。歃は脣をあてて、すすることをいう。〔説文八下に「(すす)るなり」とあり、これは音させてすする意。また「春秋傳に曰く、歃りてる」と〔左伝、隠七年〕の文を引く。歃血して誓うこと、いわゆる血盟をいう。また插(挿)と通用する。

[訓義]
1. すする、吸う。
2. 血をすする、血盟。
3. 挿と通用し、さしこむ。

[熟語]
歃会・歃血歃辞歃盟
[下接語]
再歃・同歃・盟歃

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android