普及版 字通 「歇」の読み・字形・画数・意味


13画

[字音] ケツ・カツ・アツ
[字訓] やむ・つきる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は曷(かつ)。曷は屍霊を呵して責め、呪詛(じゆそ)などを行う意。その声を喝といい、これによって災厄をとどめることを遏止(あつし)という。欠(けん)は声を発する形であるから、その行為をいう。〔説文〕八下に「息(や)むなり。一に曰く、气、越泄(ゑつせつ)するなり」とするが、呪霊を呵して遏止することをいう字である。

[訓義]
1. やむ、おしとめる、やめる。
2. つきる、ない、むなしい。
3. やすむ、いこう。
4. 息がもれる。

[古辞書の訓]
名義抄〕歇 ツキヌ・カレヌ・ヤミヌ・ヤム・イコフ・ヤスム・トドム・トドマル・ヤスシ・コトコトク・イフクフ

[語系]
歇xiatは憩(憇・)khiatと声義が近い。災厄を遏止することを本義とする。また竭giat、(渇)khatも同系、竭尽の意がある。

[熟語]
歇家歇驕・歇業歇寓・歇歇憩・歇後歇午・歇口歇工歇坐歇止・歇指・歇手歇宿・歇身歇絶・歇前歇息・歇店・歇馬歇泊歇拍歇微・歇伏歇乏歇滅・歇夜歇落・歇力・歇和
[下接語]
間歇・休歇・憩歇・耗歇・消歇衰歇

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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