歌中山(読み)うたのなかやま

精選版 日本国語大辞典 「歌中山」の意味・読み・例文・類語

うたのなかやま【歌中山】

京都市東山区東部、清水寺南西にあたる、清閑寺近くの地名。また、清閑寺の俗称。かつて、この寺の僧、真燕が、門前美しい女を見そめ、「清水への道はどういくのか」と話しかけると、女は「見るにだに迷ふ心のはかなくて誠の道をいかで知るべき」といいすてて姿を消したという説話で知られる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android