歌沢相模(読み)うたざわ さがみ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「歌沢相模」の解説

歌沢相模(初代) うたざわ-さがみ

1813-1875 幕末-明治時代のうた沢節演奏家。
文化10年生まれ。江戸橘町の畳屋で,歌沢一派の樹立につとめ,安政4年歌沢笹丸から歌沢2代家元をゆずられた。文久2年にたてた笹丸の顕彰碑では,笹丸を初代とし自らを2代歌沢寅右衛門と称している。寅派の祖。明治8年10月2日死去。63歳。江戸出身。本名は平田虎右衛門。通称平虎(ひらとら)。

歌沢相模(2代) うたざわ-さがみ

歌沢寅右衛門(うたざわ-とらえもん)(4代)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

関連語 もん

世界大百科事典(旧版)内の歌沢相模の言及

【歌沢寅右衛門】より

…天性の美声と芸才とで,不振の寅派を盛り返し,〈寅派中興の祖〉としてたたえられている。1927年歌沢相模を名乗り,家元を長女の秀子に譲ったが,昭和前期の邦楽界では〈名人相模〉といわれ,その名声は後世まで残った。(4)5世(1901‐83∥明治34‐昭和58) 本名,平田秀子。…

※「歌沢相模」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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