日本歴史地名大系 「歌石村」の解説 歌石村うたいしむら 愛知県:豊田市松平地区歌石村[現在地名]豊田市豊松(とよまつ)町 歌石巴(ともえ)川の支流仁王(におう)川と滝(たき)川に南北を挟まれた位置にあり、下屋敷(しもやしき)から簗山(やなやま)に抜ける大滝(おおたき)道の中間にある。天正一九年(一五九一)の上宮寺末寺帳(上宮寺文書)には「うたいし正西」とあり、「うたいし」に上宮(じようぐう)寺(現岡崎市)の末寺があったことがわかる。なおこの末寺は、字榎ヶ入の真宗大谷派教恩(きようおん)寺である。近世初めは幕府領、寛永四年(一六二七)奥殿藩領となり明治に至る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by