正直捨方便(読み)ショウジキシャホウベン

デジタル大辞泉 「正直捨方便」の意味・読み・例文・類語

しょうじき‐しゃほうべん〔シヤウヂキシヤハウベン〕【正直捨方便】

《「法華経方便品から》「法華経」は釈迦しゃかが正しく真実を示した経であって、方便の教えではないということ。また、方便を捨ててまっすぐに法を説くこと。

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精選版 日本国語大辞典 「正直捨方便」の意味・読み・例文・類語

しょうじき‐しゃほうべんシャウヂキシャハウベン【正直捨方便】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。法華経は釈迦がいまだ説かなかった真実を正しくそのままに説いたものであって、方便の教えではないということ。方便を捨てて真実を説くこと。
    1. [初出の実例]「正直捨方便の法華経には以信得入」(出典:日蓮遺文‐法華題目鈔(1266))
    2. [その他の文献]〔法華経‐方便品〕

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