此っ許し(読み)これっぱかし

精選版 日本国語大辞典 「此っ許し」の意味・読み・例文・類語

これっ‐ぱかし【此許・是許】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「これっぱかり」の変化した語。副詞的にも用いる。「これっばかし」とも )
  2. こればかり(此許)
    1. [初出の実例]「これっばかしの物を兄弟して争ふなんて余り量見が小さい」(出典:空知川の岸辺(1902)〈国木田独歩〉二)
  3. こればかり(此許)
    1. [初出の実例]「縫針は猶、何ても遊芸、是(コレ)っぱかしもしらねえといふめえといふ女だぜ」(出典:滑稽本・素人狂言紋切形(1814)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android