此れ許り(読み)コレバカリ

デジタル大辞泉 「此れ許り」の意味・読み・例文・類語

これ‐ばかり【×此れ▽許り/▽是▽許り】

1 目の前に示されている分量・程度。多く、その少ないことを強調していうのに用いる。こんな程度。これっぱかり。「―の金では足りない」
2 このことだけ。このものだけ。これだけ。「―はお許しください」「―は差し上げるわけにはいかない」
3 (「こればかりも」に打消しの語を伴い、副詞的に用いて)ほんの少しも。全く。これっぱかり。「―も疑わない」
[類語]さしも・あれほど・あんな・なにほど・かばかり・これほど・それほど・さほど・さのみ・さまで・どれほど・いかほど・それくらい・このくらい・これくらい・これっぽっち・これきり・これっきり・これだけ・これしき・それしき・満更まんざら・必ずしも・あながち・一概に・さして・さしたる・そんな・そのよう・そうした・そういう・さよう・さも・さもさも・そう・然しかく・あまり・大して・なかなか・取り立てて・別段

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精選版 日本国語大辞典 「此れ許り」の意味・読み・例文・類語

これ‐ばかり【此許・是許】

  1. 〘 名詞 〙 ( 副詞的にも用いる )
  2. ① 物事の質、量、程度が示されているほどであること。その少なさを強調していうことが多い。これくらい。これほど。これっぱかし。これっぱかり。これっぽっち。
    1. [初出の実例]「御くだ物などちかくまかなひなし『こればかりをだに』といと心くるしげに思てきこえ給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜上)
  3. ② 物事を限定することを表わすのに用いる。また、それで終わりであることを示すのにもいう。これきり。これだけ。こればっかり。
    1. [初出の実例]「心ふかくをかしう、かたちなどもことなむなかりしを、いかでこればかりをありどころをきかましかばたづねてしがな」(出典:宇津保物語(970‐999頃)楼上上)
  4. ③ ( 「こればかりも…打消語」の形で ) ほんの少しも。まったく。普通、強調した語形「これっぱかり」「これんばかり」などを用いる。

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