此方方(読み)コナタザマ

デジタル大辞泉 「此方方」の意味・読み・例文・類語

こなた‐ざま【×方】

こちらのほう。
「―に渡りするものども立ちこみたれば」〈更級

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「此方方」の意味・読み・例文・類語

こなた‐ざま【此方方】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ざま」は方向を表わす接尾語 ) こちらのほう。こちらの人。
    1. [初出の実例]「またの日、こなたあなた、げすのなかよりこといできて、いみじきことどもあるを、人はこなたざまにこころよせて」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む