武文蟹(読み)タケブンガニ

デジタル大辞泉 「武文蟹」の意味・読み・例文・類語

たけぶん‐がに【武文×蟹】

元弘の変兵庫の海で死んだ秦武文はたのたけぶんが生まれ変わったといわれるところから》ヘイケガニ別名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「武文蟹」の意味・読み・例文・類語

たけぶん‐がに【武文蟹】

※俳諧・千代見草(1692)「義に死し武文蟹よ直に這へ」

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世界大百科事典(旧版)内の武文蟹の言及

【カニ(蟹)】より

…甲羅を脱いで再生することから奄美・沖縄地方には出産時にこれをはわせて幼児の成育を願う習俗があり,またその甲羅の模様が人の顔に似ていることから怨念ある死者の再来とも説明された。平家蟹が水没した平氏の霊の生まれかわりとされ,武文蟹も同じくこの名の死者の姿と説かれる。正月にサワガニを門口にかけて守とする風習も強力な霊によって悪疫や災魔の侵入を防ぐ意味と見られる。…

※「武文蟹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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