日本歴史地名大系 「武木村」の解説 武木村たけぎむら 奈良県:吉野郡川上村武木村[現在地名]川上村大字武木井戸(いど)村の東方、吉野川支流の武木川流域に立地。「滝木村」(慶長郷帳)、「たきき村」(元和郷帳)とも書かれた。川上郷のうち。慶長郷帳では村高一二〇・七八九石(元和郷帳・寛永郷帳では一一二・七八九石)、幕府領(代官楢村監物)。のち延宝検地により村高は一六五・〇四四石となった。天誅組の伴林光平は「南山踏雲録」のなかで「同郷の薪(武木)邑にて午飯(ひるやしなひ)す。宿の翁に往事を問へば、翁霜のやうなる眉かき垂り、海松(みる)なす布肩衣の袖かきあはせて、つぶさに古の事ども語る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by