川上村(読み)かわかみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「川上村」の解説

川上〔村〕
かわかみ

奈良県中東部,吉野川上流域の村。村名はこの立地に由来する。平地はほとんどなく,吉野川の深いV字谷の谷底から比高 200~300mの斜面にかけて森林が広がる。古くからスギヒノキ産地として有名な吉野林業の中心地で,播種育苗植林など集約的林業が行われる。三ノ公川のトガサワラ原始林は天然記念物。南朝ゆかりの伝承地で遺跡や伝説が多い。 1972年大迫ダムが完成,電源開発も進んだ。村域の一部は吉野熊野国立公園に属する。東熊野街道 (国道 169号線) が通じる。面積 269.26km2人口 1156(2020)。

川上〔村〕
かわかみ

長野県東部,千曲川の最上流域を占める村。集落の多くは千曲川沿いの標高 1100~1300mの高冷地にある。 1935年,北西部に小海線が開通するまでは隔絶された山村であったが,第2次世界大戦後,カラマツ苗づくりが盛んになり,1950年代後半から高冷地野菜の栽培に重点移し県下でも豊かな村の一つになった。中心集落は御所平。大深山遺跡 (史跡) のほか,山梨県境の信州峠,埼玉県境の十文字峠など歴史的に重要ながある。村域の一部は秩父多摩甲斐国立公園に属する。面積 209.61km2。人口 4344(2020)。

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