武河牧(読み)むかわのまき

日本歴史地名大系 「武河牧」の解説

武河牧
むかわのまき

吾妻鏡」建久五年(一一九四)三月一三日条に、武河牧の駒八疋が鎌倉に送られ、源頼朝の御覧を経て京都に進上されたとあるのが唯一の所見。武河を「たけかわ」と読み、赤芝あかしば川とうるし川が合流してたけ(鼓川)となる東山梨郡牧丘まきおか牧平まきだいら地域に比定するのが、「甲斐国志」以来の通説である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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