後身(読み)コウシン

デジタル大辞泉の解説

こう‐しん【後身】

生まれ変わった身。また、境遇や性格などが変わった、あとの身。⇔前身
組織や団体などが、もとの形から変わって現在の姿になったもの。「旧制中学の後身である高校」⇔前身

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大辞林 第三版の解説

こうしん【後身】

改革や発展を経て、制度・組織などが以前の形とは変わってしまっているもの。
〘仏〙 生まれかわった身。ごしん。
身分・境遇などが、以前とは変わってしまったあとの身。
▽⇔ 前身

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

うしろ‐み【後身】

〘名〙
① からだの後ろの部分。背後
※歌舞伎・傾城青陽𪆐(1794)五つ目「処が稲荷の鳥居先、〈略〉心得ぬと思うて、後ろ身に気を附けれど、尾の生えた体も見えず」
※家事研究(1920)婦人改良常用服〈長尾糸〉「肩は七分後身にくりこしてあります」

こう‐しん【後身】

〘名〙
① 生まれかわった身。生まれかわり。ごしん。⇔前身
※米沢本沙石集(1283)三「孔子は儒童菩薩の後身(コウシン)といへり」 〔魏書‐劉予業伝〕
境遇、性格などがすっかり変わってしまったあとの身。⇔前身
※江談抄(1111頃)三「勘解由相公者、是伴大納言之後身也」
③ 団体や組織などで、以前にあったものを別の形で受けついでいるもの。以前の形から変化、発展したもの。⇔前身
※江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉一「鹿鳴館の〈略〉後身(コウシン)が今の華族会館で」
④ 体の背中側。
※造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉二編「其刺(とげ)の長さ七八寸許り。恰も箭(や)の如し故に箭猪と名く。首及び後身(コウシン)に生ずる者尤も長し」

ご‐しん【後身】

〘名〙 死後の身。生まれかわり。再誕。こうしん。
※本朝文粋(1060頃)一三・為空也上人供養金字大般若経願文〈三善道統〉「在善悪之因縁、成劫壊劫、前身後身、禽獣魚虫、何物非流転之父母」

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