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歯肉増殖症 しにくぞうしょくしょう

家庭医学館の解説

しにくぞうしょくしょう【歯肉増殖症】

 抗けいれん薬のフェニトイン(ダイランチン)服用により歯肉が増殖する病気です。
 その他、遺伝やホルモンの分泌(ぶんぴつ)障害が原因で歯肉が増殖する歯肉線維腫症(しにくせんいしゅしょう)があります。
 フェニトインの長期服用者の約60%に、服用1~2か月後からみられます。
 上下顎(じょうかがく)の前歯部(ぜんしぶ)の歯間乳頭部(しかんにゅうとうぶ)を中心に歯肉が腫(は)れます。ひどい場合は、増殖した歯肉で歯冠(しかん)が見えなくなり、周囲歯槽骨(しそうこつ)の吸収もおこります。感染すると痛みや膿(うみ)が出ます。
 治療は、原因薬剤の服用中止が最良ですが、発作予防のためにも主治医と相談し、可能なら別の薬へ変更するのも1つの方法です。しかし、日常の口腔清掃(こうくうせいそう)を徹底的に行なえば歯肉の増殖は抑えられます。逆に、口腔清掃がうまくできないと、ますます歯肉は増殖します。増殖がひどく噛(か)むことができない場合は、歯肉を切除します。

出典|小学館家庭医学館について | 情報

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