死出の山路(読み)シデノヤマジ

デジタル大辞泉 「死出の山路」の意味・読み・例文・類語

しで‐の‐やまじ〔‐やまぢ〕【死出の山路】

死出の山の険しい山道。
「見し世にぞかくも言はましなげきなく―をいかで越ゆらむ」〈宇津保・国譲上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「死出の山路」の意味・読み・例文・類語

しで【死出】 の 山路(やまじ)

  1. 死出の山の険しい山路。
    1. [初出の実例]「昨日までちよとちぎりし君をわがしての山地にたづぬべき哉〈藤原師輔〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)哀傷・一四〇五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android