死金(読み)しにがね

精選版 日本国語大辞典 「死金」の意味・読み・例文・類語

しに‐がね【死金】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 死んだ時の用意のために貯えた金。しにぜに。
    1. [初出の実例]「寔に精心を尽して死金を貯へ候間」(出典:随筆・耳嚢(1784‐1814)六)
  3. ただため込んで活用しない金。
  4. 使っただけの効果の得られない金。むだ金。
    1. [初出の実例]「畢竟(ひっきゃう)遣ふ金はみな死(シニ)かね」(出典談義本・つれづれ睟か川(1783)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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