畢竟(読み)ヒッキョウ

デジタル大辞泉 「畢竟」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐きょう〔‐キヤウ〕【××竟/必×竟】

[名]《〈梵〉atyantaの訳。「畢」も「竟」も終わる意》仏語。究極、至極、最終などの意。
[副]さまざまな経過を経ても最終的な結論としては。つまるところ。結局。「―人は死を免れえない」
[類語]結局矢張り所詮しょせんどの道何れにしても結句ついとどの詰まり詰まるところ帰するところせんずるところ要するにいずれどうせつまりとうとういよいよ挙げ句挙げ句の果て差し詰め究竟きゅうきょう果ては何と言ってもどっち道もはやとにかく何しろ何せ何分なにぶん何分にもなんにせよともかくともかくもともあれとまれとにもかくにもそれはともあれ遅かれ早かれ善かれ悪しかれ

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精選版 日本国語大辞典 「畢竟」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐きょう‥キャウ【畢竟・必竟】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 畢竟 ) ( [梵語] atyanta の訳語。「畢」も「竟」も終わる意 ) 仏語。究極、至極、最終などの意。
    1. [初出の実例]「発心畢竟二無別」(出典往生要集(984‐985)大文四)
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙
    1. 途中の曲折や事情があっても最終的に一つの事柄が成り立つことを表わす。つまるところ。ついには。つまり。結局。
      1. [初出の実例]「苦海須臾今日別、霊山畢竟後生逢」(出典:菅家文草(900頃)四・別遠上人)
      2. 「これ必竟、惑ひの雲、晴れずして、世事の正き緒を得ざるものなり」(出典:小学読本(1873)〈田中義廉〉三)
    2. ( 「畢竟…ばこそ」という形で ) 運よく…であったからいいようなものの。
      1. [初出の実例]「其時拾ふた此紙入、畢竟(ヒッキャウ)私が手に入たりゃこそ、大事の物は大事にしたが宜(よ)(ござ)ります」(出典:浄瑠璃・京羽二重娘気質(1764)三)

ひち‐きょう‥キャウ【畢竟】

  1. 〘 名詞 〙ひっきょう(畢竟)[ 一 ]色葉字類抄(1177‐81)〕

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