残少(読み)のこりすくな

精選版 日本国語大辞典 「残少」の意味・読み・例文・類語

のこり‐すくな【残少】

〘形動〙 (形容詞「のこりすくない」の語幹から。「のこりずくな」とも) 残っているものが少ないさま。残りが少ないさま。
平家(13C前)六「大勢なかにとりこめて、〈略〉せめ給へば、源氏の勢のこりずくなに打なされ」

のこり‐すくな・い【残少】

〘形口〙 のこりすくな・し 〘形ク〙 (「のこりずくない」とも) 大方がなくなって残る部分が少ない。
※公忠集(986‐999)「色ふかくにほへるふぢの花ゆゑにのこりすくなき春をこそ思へ」

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