残留孤児(読み)ザンリュウコジ

デジタル大辞泉の解説

ざんりゅう‐こじ〔ザンリウ‐〕【残留孤児】

外国に行った両親に死別、または生別したまま、現地に取り残された子供。「中国残留孤児

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

残留孤児

終戦時に旧満州(中国東北地方)に住んでいた約155万人の日本人のうち、旧ソ連軍の侵攻などの混乱を受け、親族と死別したり、中国人に引き取られたりして、中国に残された子どもたち。厚生労働省は終戦時におおむね13歳未満だった人を「残留孤児」、13歳以上だった女性を「残留婦人」と規定している。72年の日中国交正常化以降、帰国した残留孤児は約2500人に上る。帰国後の孤児たちは日本語習得の問題などで経済的な自立が難しく、生活保護を受けた人も多い。国が速やかな帰国と自立への支援を怠ったとして、02年から全国各地で国家賠償請求訴訟が起きた。今年7月、孤児たちと与党との間で、新たな自立支援策を実施することで合意が生まれ、その議員立法成立に向けた協議が続いている。

(2007-10-30 朝日新聞 朝刊 東特集C)

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