最新 地学事典 「残留炭」の解説
ざんりゅうたん
残留炭
liptobiolith
植物質が腐敗する際,樹木質が完全に消失し,後に残った樹脂・樹ろう・胞子・花粉などからでき上がった石炭または岩石(H.Potonie, 1910)。形成環境としては,空気中で湿気多く,腐敗作用が完全に行われる状態と考えられる。日本では残留炭は少ないが,岩手県久慈炭の一部にある。米国のsporecoal,オーストラリアのtasmaniteなどが相当する。
執筆者:徳永 重元
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

