ことわざを知る辞典 「毒を食らわば皿まで」の解説 毒を食らわば皿まで いったん罪を犯した以上、もはや後戻りはできないから、ためらうことなく悪に徹せよ、というたとえ。 [使用例] 今になって、急にみね代を避けはじめるなど、あまりに私がわがまますぎるようだ。宗珠はうしろめたい気持ちになる。と言って、毒くわば皿までという図太い心になりきることは出来なかった[丹羽文雄*菩提樹|1955] [解説] 江戸時代の俚諺集では「毒食わば皿舐ねぶれ」の形が多く、時代が下るにつれて、しだいに末尾を省略した形が多くなりました。今日では、悪事にかぎらず、ここまでやったのだから最後までやり通そうと、軽い意味で使う場合もあります。 〔英語〕One might as well be hanged for a sheep as for a lamb.(子羊も親羊も同じ縛り首) 出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報