比丘尼新地(読み)びくにしんち

日本歴史地名大系 「比丘尼新地」の解説

比丘尼新地
びくにしんち

[現在地名]北区中之島二丁目

肥後島ひごじま町東端の南北に通る水路を埋立ててできた新地。比丘尼橋が架かっていた。河村瑞賢による淀川治水工事の一環として貞享三年(一六八六)新地造築がなされた。同四年の惣年寄安井九兵衛らの調査報告では表一六間・裏二〇間・奥行三五間、入札人は不明であるが、完成後は肥後島町に編入され、地子銀を出し、人足役賃は免除されていた(大阪市史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android