毛の荒物(読み)けのあらもの

精選版 日本国語大辞典 「毛の荒物」の意味・読み・例文・類語

け【毛】 の 荒物(あらもの・あらきもの)

  1. ( 毛の荒いものの意 ) 毛のかたい、大きな獣。⇔毛の柔物(にこもの)
    1. [初出の実例]「火遠理命は山佐知毘古と為て、毛麤物(けのあらもの)・毛の柔物(にこもの)を取りたまひき」(出典古事記(712)上)

毛の荒物の補助注記

上代、神や天皇に捧げる贄(にえ)をいう慣用句。山で「毛のにこもの・毛のあらもの」、海で「鰭(はた)のひろもの・鰭のさもの」と、大小をも含め、陸の鳥獣類と海の魚介類とを総称した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む