毛包虫症(読み)もうほうちゅうしょう(その他表記)demodectic mange

改訂新版 世界大百科事典 「毛包虫症」の意味・わかりやすい解説

毛包虫症 (もうほうちゅうしょう)
demodectic mange

微小なイヌニキビダニやネコニキビダニの寄生によって起こる皮膚病で,前者がイヌに,後者がネコに寄生する。脱毛,ふけ様物の剝離を起こし,二次的に細菌の感染をうけて化膿症を伴う。感染しても無症状のものも多いが,症状は大別して乾燥型と湿潤型とがある。初発は顔とくに眼,口周囲,四肢端であるが,下頸部から下腹部より胸側にも波及する。組織学的には角質化,錯角化が特徴で,真皮には膿瘍が散発している。低毒性有機リン剤が治療に用いられる。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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