氏部庄(読み)うじべのしよう

日本歴史地名大系 「氏部庄」の解説

氏部庄
うじべのしよう

古代の阿野あや郡氏部郷(和名抄)の名称を継ぐ京都賀茂別雷かもわけいかずち社領。現加茂かも町の氏部を遺称地とする。後欠のため年次不詳の賀茂別雷社氏人等申状(「凡人太政大臣例」裏文書)によると亀山院の時に寄進され、長日御祈祷・毎日台飯料所に充て、氏人中として知行することとなっている。「賀茂社諸国神戸記」に載る、蔵人頭平信輔が後宇多天皇宣旨を上卿土御門中納言に伝えたものと考えられる弘安一〇年(九年の誤り、一二八六)閏一二月六日の宣旨案に、賀茂別雷社司らが京都鴨御祖かもみおや(下鴨神社)鴨部かも郷の傍例に任せて一円不輸化を申請していることがみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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