民同(読み)ミンドウ

デジタル大辞泉 「民同」の意味・読み・例文・類語

みん‐どう【民同】

《「民主化同盟」の略称》昭和22年(1947)の二・一ゼネスト後、左翼系組合内部で共産党の組合支配を批判して次々と結成された組合内分派。のち、総評主流をなす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「民同」の意味・読み・例文・類語

みん‐どう【民同】

民主化同盟」の略称。昭和二二年(一九四七)二・一スト禁止後、急進的な全労連に対抗して反共産党や組合民主化を図る目的で、各組合・連合体・産別会議内に結集された活動分子のグループ名。同二五年その指導下に総評が結成された。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「民同」の意味・わかりやすい解説

民同
みんどう

民主化同盟

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「民同」の意味・わかりやすい解説

民同
みんどう

民主化同盟」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の民同の言及

【労働運動】より

…(2)二・一ゼネスト計画の挫折は,労働運動のなかに分裂を生み出し,運動の後退をもたらしていった。すなわち,産別会議のなかに生まれた民主化同盟が総同盟勢力と連合して〈民同〉を構成し(民同運動),占領軍の支援のもとに産別会議に対抗しながら勢力を拡大し,新しいナショナル・センターの結成へと向かっていった。しかも,この間,冷戦体制の形成に即応する占領政策の転換にともなって,1948年7月マッカーサー書簡に基づく政令201号によって官公労働者の争議権が剝奪(はくだつ)されたのに続いて,翌49年6月には〈自主的民主的労働組合〉〈民主的労働関係〉の育成をうたい文句として新たな労働組合法が制定され,敗戦直後の運動の高揚過程で労働組合が築いた組合規制を切り崩していく橋頭堡がつくられていった。…

※「民同」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android