気が上る(読み)きがのぼる

精選版 日本国語大辞典 「気が上る」の意味・読み・例文・類語

き【気】 が 上(のぼ)

  1. のぼせる。上気する。
    1. [初出の実例]「むげにはづかしとおもひたりつるに、きののぼりたらん」(出典:落窪物語(10C後)一)
  2. 精神安定を失う。正気(しょうき)でなくなる。逆上する。
    1. [初出の実例]「最前の者共に、手酷う是までぼっ詰(つ)められ、気(キ)が上(ノボ)ってのたわ言な」(出典浄瑠璃・三荘太夫五人嬢(1727)誓文)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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