気ぶっせい(読み)キブッセイ

デジタル大辞泉 「気ぶっせい」の意味・読み・例文・類語

き‐ぶっせい【気ぶっせい】

[形動]《「きぶさ(気塞)い」の音変化》気づまりなさま。
差向いになると多少―には違いなかったけれども」〈漱石行人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 様子 初出

精選版 日本国語大辞典 「気ぶっせい」の意味・読み・例文・類語

き‐ぶっせい【気ぶっせい】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「きぶっさい」の変化した語 ) 気づまりなさま。けむったいさま。
    1. [初出の実例]「何となく江沼の様子が気烟霧(キブッセイ)に見えるから」(出典:黄薔薇(1896)〈三遊亭円朝〉一五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android